Monday, 04 Nov 2024
ジャカルタ、2024年10月31日 – PT Bank JTrust Indonesia Tbk(以下、Jトラスト銀行)は、2024年第3四半期の財務報告において、純利益を1,612億2,000万ルピアとし、引き続き好調な業績を維持しました。
業績向上の背景には、総融資額が前年同期の23兆6,000億ルピアから28兆1,300億ルピアへと増加し、前年比19.22%の成長を遂げたことが挙げられます。また、第三者資金(DPK)も前年の29兆7,300億ルピアから34兆1,800億ルピアへと14.95%増加しました。この成長により、同社のローン・ファンディング比率(LFR)は前年同期の79.37%から82.32%に上昇しました。
また、利息収入も増加し、前年同期の1兆8,300億ルピアから2兆2,700億ルピアへと23.68%成長しました。その他の営業収入も大幅に増加し、2023年第3四半期の217億7,000万ルピアから799億1,000万ルピアと、267.14%の成長を記録しました。
さらに、Jトラスト銀行は引き続き慎重な方針を採用し、2024年第3四半期には不良債権比率(NPL)を改善しました。NPL総額は1.20%、NPL純額は0.91%まで低下し、健全な水準を維持しています。資本面でも自己資本比率(CAR)を13.08%に維持し、今後もこの安定した水準を保つことで事業成長を支えるとともに、関連リスクを抑制していく計画です。
収益性の面では、自己資本利益率(ROE)が前年同期の4.71%から6.94%へと向上しました。Jトラスト銀行の代表取締役である深代律雄氏は、「当社の財務状況は非常に良好で、最適な融資と第三者資金の成長に支えられています。2024年の事業目標の達成に自信を持っています」と述べています。
また、2024年7月にはJトラスト銀行がインドネシアのサッカークラブ「Persija」と提携し、「TORA-Persija」と名付けたコブランドの預金プログラムおよびデビットカードを発表しました。これは、預金市場へのさらなる浸透を図り、第三者資金の増加を目指す戦略の一環となります。